※このストーリーは事実を切り取り脚色した完全なるフィクションであり、登場人物は架空の人間である。
ヴァージンロード

木製の重厚な扉が開き、光が差し込む。
少し震えるその腕に眞子も腕を滑り込ませる。
パイプオルガンの演奏が始まり、父と2人ぎこちなく一歩前へ、顔を横に向けると目に涙を溜めた母がいる。
眞子もつられそて泣きそうになりながら、奥歯に力を込めグッと堪えた。
ベールダウン
ヴァージンロードを歩く、逆光でシルエットしか見えない彼の元へ。
34歳、眞子は結婚した。
再会
30歳の一人旅をきっかけに、暇さえあれば国内旅行が趣味になっていた眞子、そろそろ海外一人旅もしたいと計画を立てていた。
行き先は台湾に決めていた。
親日で格安航空の乗り入れもあり、日本から3時間程度、女性一人でも行きやすい。
夜市のグルメや台湾スイーツ、足裏マッサージ、占いがあったりと魅力満載の旅先に心躍らせていた。
なぜか、ふと一人の顔が思い浮かんだ、
昔の職場に旅好きの先輩がいた事を思い出し連絡しておこうとメッセージを送った。
『お元気ですか?近々、台湾へ旅行することにしました!初の海外一人旅です!先輩は今もよく旅してますか?他におすすめの国あればまた教えてくださいね^^』
すぐに折り返しの電話がかかってきた。
『マコ、久しぶりだね!連絡嬉しかったよ、旅行から帰ってきたらお土産話聞かせてよ!近況も気になるし絶対に連絡してね!!』
なんか、嬉しかった。
台湾旅を満喫し、海外一人旅にもハマりそうな予感しかない眞子は帰国後早々に先輩に連絡した。
『こんにちは!無事に台湾から帰国しました!めちゃ楽しめました〜!海外旅ハマりそうです^^』
『おかえり!!楽しめて何より、話聞かせてよ!空いてる日教えて、ランチでもどう??』
あれ、確か先輩には婚約者がいてたはずだけど・・・
結婚してないのかな?眞子は早とちりにいらない心配をしながらも、会える喜びを感じていた。
『行きましょ!!楽しみです^^』
次の週末にランチの約束をし、2人は再会を果たした。
好き
篠崎眞子、31歳、結婚へ一歩前進。
台湾旅行後に先輩と再会した眞子、仕事の事やプライベートの事お互いの近況を話し合い楽しい時間が過ぎていった。
先輩はもうすでに婚約解消となり、今のところどうやらシングルらしい。
その日はそのままそれぞれ帰り、眞子は先輩のことが頭から離れなかった。
当時、仕事の基本を教えてもらい憧れていた先輩、こんな素敵な人には当然パートナーがいるよね、
先輩のような人と出会えたらいいな。そんな事を考えていた自分を思い出していた。
ちょっと意識してしまってる・・・シングルと聞いた時、心の中で小躍りしてた私。
その夜、先輩からメッセージが来た、
『今日は楽しかったよ、ありがとう!次、マコのレッスン受けたいな、いい?』
お互いに気になっている予感がした。
今日のあとがき
結論、マコ結婚しましたね。
先輩との再会エピソードを振り返った今回のストーリー、少し長引いたので今日はここまでで、
次回も先輩と結婚するまでを書こうと思います。
ストーリー中にある、”なぜか”、”ふと”頭に浮かぶことって日常の中でありませんか?
そういった直感めいたものって、人生において振り返ると点と点が線になるようにつながっている気がします。
その時その時点では意味をなさないことも、その後の未来に影響があるのではないでしょうか?
全て無駄なことはないと感じます。
必ず伏線回収の日がやってくる、答え合わせができる日がくると思うと今が輝くかもしれませんね。
今日は終わり。
次回『続・34歳、マコ結婚するのか?(答えは出ている)』です。


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